歯周病治療

生涯健康歯・お口でいるために

歯周病治療

歯周病は、歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌が原因で歯ぐきに炎症を起こすことから始まります。目立った自覚症状がなく重症化していくことから「サイレント・ディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれ、気づいた頃には歯を支える骨(歯槽骨)が破壊されているケースが多いことが特徴です。
歯周病は日本人の成人の約8割が罹患、もしくは予備軍であるとされる身近な病気です。最近の調査では、40代以上が歯を失う原因は歯周病が第一位となっています。

このようなお悩み
ありませんか?

歯周病セルフチェック

  • 朝起きた時に、口の中がネバネバする
  • 歯を磨いた時に歯茎から血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯茎がむずがゆい、痛い
  • 歯茎から膿が出る
  • 口臭がキツくなった
  • 硬い物が噛みにくい、噛むと痛い
  • 歯茎が赤く腫れている
  • 歯が長くなったような気がする
  • 歯がグラグラする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
  • 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間ができた
  • 日によって歯茎に違和感があったり、治ったりする
  • 強く噛むと違和感がある

当てはまる数が多ければ多いほど、
歯周病になっている可能性があります。

当院へお気軽に
ご相談ください

予約優先診療を導入しております。

tel:045-532-4404 tel:045-532-4404
feature

当院の特徴

お口の健康に興味を持っていただき、
歯周病予防の意識を高めていく

当院では歯周病検査を希望された方には後日、
レントゲン検査、口腔内写真検査、歯周病検査の結果を
お話をするとともに、
お口の健康の大切さをお話させて頂いております。
お口の機能の重要性と失う前に守る事(予防すること)の
大切さをお伝えすることが
何よりも重要であると思っているからです。
皆様にご理解いただき、お口の健康に興味を持っていただく事、
予防の意識を高めていただく事。
機能が低下してしまった方には残った機能の維持、
機能回復のお手伝いをする事が歯科医師として
社会に貢献できる最も大切なことだと考えるようになりました。
お口のことでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

当院の特徴 当院の特徴 当院の特徴
periodontal

歯周病の原因

次のようなことも歯周病を進行させる因子になります

  • 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
  • 不適合なクラウン(かぶせ物)や義歯(入れ歯、ブリッジ、インプラント等)
  • 不規則な食習慣
  • 喫煙
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常等)
  • 薬の長期服用
歯周病を進行させる因子

歯の表面に絶える事なく形成される細菌性の膜をプラーク(歯垢)と呼びます。このプラーク(歯垢)1mgの中には10億個の細菌が住み着いていると言われ、歯周病を引き起こします。プラーク(歯垢)は歯の表面ででき、プラークからの毒素が歯茎にしみ込んでいきます。こうして歯の磨き残し等で歯茎のまわりに残った大量のプラークが炎症を引き起こすのです。しかも初期は自覚症状がありません。
プラークは、軟らかく歯磨きで取り除く事ができます。取り除かないと、石灰化して硬くなっていき、歯石がつくられます。歯石にはプラークが付きやすく、新しく軟らかいプラークがざらざらした歯石の上に急速に形成され、これが炎症を引き起こし進行していきます。

disease

歯周病が
全身に与える影響

歯周病が進行すると、歯ぐきの血管から歯周病菌や炎症物質などが入り込み、血液とともに全身に回って健康に悪い影響を与えます。
糖尿病、誤嚥性肺炎、心疾患、脳血管疾患、動脈硬化、早産・低出生体重児、骨粗しょう症、肥満など、歯周病との関係がわかっている一方で、全身疾患によって歯周病が発症・悪化しやすくなるケースも報告されています。

歯周病が全身に与える影響

歯周病が引き起こす様々な疾患

  • 脳卒中
  • 糖尿病の悪化
  • 心臓病
  • 早産・低体重児出産
  • 肺の病気
  • 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

歯周病の進行具合について

軽度の歯周病

軽度

歯茎に炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血する事があります。

中等度の歯周病

中等度

炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。

重度の歯周病

重度

顎の骨が半分以上溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯茎からは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

treatment flow

歯周病治療の流れ

歯周治療を適切に行うためには、現在の歯周病の症状を的確に検査・診断する必要があります。
最初に、歯周組織検査などを行い、歯肉の炎症と組織破壊の程度を調べます。検査結果をもとに、必要に応じて医師との連携を取り患者様の全身状態なども考慮して治療の計画を立てます。
患者様に治療の計画を詳しく説明し同意を得た後、治療計画に沿って治療を進めます。歯周治療の標準的な流れにつきましては、下記の表をご覧ください。

治療の流れ

歯周治療の標準的な治療の流れ
(日本歯周病学会歯周病治療のガイドラインより)

  • カウンセリング
  • 歯周病検査
  • 歯周病診断
  • 治療計画立案
  • 歯周基本治療
    プラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング、習癖の修正、抜歯、咬合調整、う蝕(うしょく)治療、暫間固定、歯周治療用装置など
  • 再評価検査
  • 歯周外科治療
  • 再評価検査
  • 口腔機能回復治療
    咬合治療、修復・補綴(ほてつ)治療、矯正治療、インプラント治療
  • 再評価検査
  • 治癒
  • メンテナンス
  • 病状安定
  • サポーティブペリオ
    ドンタルセラピー(SPT)

このように、歯周病治療は、ただ漫然と半年に1回なんとなく歯のお掃除するというだけでは不十分なのです。当院では、その点を患者さまへ丁寧にご説明し、患者様ご自身が歯周病予防の意識を高めていただく事を大切したいと考えています。

treatment

当院の歯周病治療法

歯周基本治療

ブラッシング指導

ブラッシング指導

現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解した上で、効果的なブラッシング法のアドバイスをいたします。

スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)

スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。
※歯周ポケットの深さに応じて回数がかわります。

歯周外科治療

フラップオペレーション

フラップオペレーション

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、ポケットの外から器具で歯垢や歯石を取り除く事は不可能です。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ歯垢や歯石を取り除きます。
※状態をご説明の上、ご希望の方に行います。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法

重度の歯周病症状に対して、歯茎や骨を再生する治療が行なえる場合があります。歯茎移植や、骨を作る材料(エムドゲインR、リグロスR、骨補填剤)を使用することで、歯茎や骨を再生します。マイクロスコープを使用することで、より精密な治療を行えます。症状によって保険適応になる場合もあります。
※より高度な歯周組織再生療法をご希望の方は、保険外診療になります。

maintenance

定期的なメインテナンス

歯科医院で長期的な視点でお口の健康をご一緒に考えていきましょう。

歯周病を再発させないためには、定期的な予防ケアとクリーニングが欠かせません。当院では、病気の早期発見・早期治療につながる定期検診や、歯垢を残さず落とすクリーニング、歯質を強くするフッ素塗布など、患者様に合わせた予防ケアを行っています。
さらに、効果的な歯磨き法のアドバイスもいたします。また、入れ歯や詰め物・被せ物をしていてもむし歯や歯周病が再発してしまうこともあります。そういった修復物の定期的な管理もしっかりと行い、予防していきましょう。
「歯科医院でのケア」と「ご家庭でのケア」で歯を守り、いつまでも健康な歯で食事を楽しみましょう。
何か起きてからではなく、何も起きないように!ご自身の健康なお口を守っていきませんか?

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